ロシア語の露和辞典について調べてみた

最近、様々な言語の文法書と辞書についてネットで調べているのですが、1990年の前半が学問的なピークでその後は進歩が止まっています。ある意味、その時点で学問として完成形に達したというのもありますし、インターネット、特にGoogle検索エンジンの出現により言語学者絶滅危惧種になりました。
わたしもその頃にロシア語を本気で学習していたことがあって次の3冊の辞書を所有していました。
1)    ロシア語辞典(博友社) 5万語(1995年)
2)    ロシア語辞典(岩波) 13万語(1992年)
3)    露和辞典(研究社)26万語(1988年)
特に研究社の露和辞典は赤線を引きまくり、ボロボロになるまで使い、その後、学習する時間がなくなったので3冊とも処分してしまいました。
初級は博友社、中級は岩波、上級は研究社と棲み分けがされていましたが、どれも「帯に短し、たすきに長し」でしたが語彙数が多いという理由で研究社の辞書を主に使っていました。
また2015年には6万語の語彙の「プログレッシブ ロシア語辞典」(小学館) が出版されています。
再びロシア語をブラッシュアップしようと辞書を買いに行ったのですが、結局、博友社の「ロシア語辞典」を再購入しました。研究社の辞典は活字が小さく、老眼でもうすぐ読めなくなりますし、本格的すぎて時間的な制約により使いこなせません。博友社と小学館で迷ったのですが、プログレッシブは新しいという魅力はあったものの活字が見やすい博友社の方を選びました。5万語もあればロシア文学の翻訳でもしない限り十分です。そういう意味では岩波の辞書が一番、バランスが取れているのですが、現時点で出版はされていませんでした。
今後は気軽に学習をする予定にしております。