英語のブラッシュアップのための教材を購入した

英語教材といっても偶々、大型書店の文庫本のコーナーに行ったら新潮文庫のコーナーでJames Joyce著の「ダブリナーズ」という本を見つけましたので思わず購入しました。
学生の時に「ダブリン市民」というタイトルで読みましたが新しい翻訳が2009年に出ていました。
「ダブリナーズ」というとピンとこない人も多いので「ダブリンの人たち」くらいの方が分かりやすかったのかもしれません。
ダブリンというとアイルランドの首都でアイリッシュビールが有名ですが、1990年代はIRA(Irish Republican Army)がイギリス国内で活発にテロ活動を行っていた時期です。この頃のアイルランドといえばテロ、貧困、宗教対立、抑圧といった暗い印象を持っていました。
ちなみにイギリスとアイルランドの当時の関係は今のロシアとウクライナのそれに似ているかもしれません。
元々、「ダブリン市民」の音声教材はAmazon.comのAudibleで以前に購入したのでスマホのアプリでいつでも聞けるようになっています。さらにAmazonで原書も購入したので教材が揃いました。2冊本を購入して1,500円以下です。本当に恵まれた環境です。
ちなみにこの本を購入した理由はもう一つあります。1996年6月15日にマンチェスターの街の中心で数百人がガラスの破片等で負傷したテロ事件がありIRAによる犯行声明が出されました。ちょうどその直前に、わたしは郊外からマンチェスターのCity Centre行きのバスに乗っていたのですが気まぐれで途中で降りて公園で散歩することにしました。午後に街に行ってみると建物は破壊され街はガラスの破片だらけになって立ち入り禁止になっていて街中にパトカー、消防車、救急車が止まっていたのを記憶しています。
本題に入りますが先ず日本語訳を読んで内容を理解し、それから原本を読むと効率的に英語力を向上させることが出来ます。難解な単語の意味を辞書で調べることなく暗記することが出来ますし、何よりも読むスピードが速くなります。
あと英語が上級レベルに達していて英語学習が好きで暇な人は趣味の世界の話になってしまいますが、日本語の小説の英語訳を購入し、日本語の文を英語に翻訳してから英語訳の本で答え合わせをするという学習法があります。わたしはAmazonKindle川端康成の雪国の英語訳を購入して読みましたが日本文化に造詣の深いネイティブが翻訳しただけあって流石だなと感心させられます。