日本語は特殊すぎる

今年の春に東京都の南に位置する八丈島に観光で行ってきました。
悪天候の中、八丈島に到着しましたが最終のバス便は乗れず、タクシーも来ないので途方に暮れていたところ見ず知らずの人が声を掛けて頂き民宿まで送ってくれました。その翌日、バス停でバスを待っていると通りがかる小学生が見ず知らずの私に挨拶をしてきます。またバスに乗っているとお年寄りの方が運転手に野菜のお裾分けをしていました。民宿では部屋の鍵は渡されませんでした。性善説で成り立っており本州で暮らしの私にとって驚きの連続でした。
そもそも日本は海に囲まれ自然も豊かで海の幸、山の幸に恵まれ流れ着いた先祖達も終の棲家にしたに違いありません。中国大陸やサハリンから来た人たちは主に東北や北海道に住み、アイヌ人もこれに属するのでしょう。渡来人として朝鮮半島を渡って来た人、黒潮に乗って沖縄や本州に流れ着いた人たちも少なからずいます。淡路島にある日本最古と言われる伊弉諾神宮も黒潮と関係しているのかもしれません。
東南アジアからも含めて太古からあらゆる人種が混じり合って日本人を形成していきなました。
日本人はそんな中で争いを避けながら、村社会を形成し自然に感謝をしながら採集、畑作、稲作を行ってきた典型的な島国の農耕民族です。
そのような特殊な環境下で感情表現が豊富になり、それに対応するように日本語が発達していったのでしょう。
奈良時代までは表語文字の漢字が書き言葉で奈良、平安時代表音文字の平仮名と片仮名が加わりました。その当時、漢字を書ける人は貴族、神官、僧などの知識人の階層に限られており一般庶民は平仮名と片仮名で意思疎通して少しずつ漢字を覚えていったのでしょう。
灯台もと暗しで日本語を良く理解していません。なので最近は高校の古文の参考書を買い込んだり、神道に言霊という言葉自体に霊が宿るという考え方もあるようなのでそっちの方も学んだりしようと思っています。
まあ日本語の文法は中国語やロシア語と比べても余裕で複雑と言えるでしょう。また英語は世界で最も普及しているので単純な言語と決めつけるつもりはありませんが発音は日本語と比べ段違いに複雑です。
他の言語は主に記録は交渉の手段として言語が発達していったのに対して島国の日本は感情表現として言語が発達し日本は書き言葉の文化と言えます。
日本でTwitterが人気があるのもこのような背景も影響しているのだと思いますが、あくまでもこの文について学問的な裏付けは全くありません。

貴族の階級は覚えておくと良い

日本では天皇を中心とした皇族と戸籍を持つ国民というか平民に分かれます。また一定数、無国籍の人もいるので3グループに分けられると言えます。
一方、イギリスなどのヨーロッパでは次のように貴族の階級が分かれています。
・公爵(Duke)
・侯爵(Marquess)
・伯爵(Earl/Count)
・子爵(Viscount)
・男爵(Baron)
貴族政治(aristocracy)はとっくに廃止されていますが、ヨーロッパは今も純然たる貴族社会と言えます。
また日本も明治維新ではイギリスにならって華族制度を採用したので「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」が戦中は身分制度が存在していました。
国を会社に例えると王様や天皇代表取締役(会長)で貴族は取締役に当たるのでしょう。
ちなみに君塚直隆著の「貴族とは何か」(新潮選書)という本はヨーロッパの貴族について書かれた良書と言えます。
日本ではなじみがあるのは「男爵いも」の「男爵」くらいでしょうか。日本にも1990年代までは希に高等教育を受けた英語がペラペラの年配の気品のある女性に出くわすことがありましたが今はいなくなりました。
世界史や文学を理解するには最低限この貴族の階級を覚えておく必要があります。例えばロシア文学ツルゲーネフの「初恋」の登場人物に公爵と伯爵がいますが階級制度を知っている前提で書かれていますし、イギリスの第二次世界大戦の首相のウィンストン・チャーチルは公爵の家に生まれています。

リスニング力が高まったYouTubeの番組

私は英語のニュースは大体、聞き取れるのですが英語の子供向けの番組だと50%も聞き取れていません。

そこでたまたまYouTubeで見つけたのですがこの番組はお薦めです。

https://www.youtube.com/@learner_english(ラナ英会話 リスニング矯正専門)

・最初に短い単文を聞く

・音節(syllable)に分けて何度も発音する

・文章を聞き直す

という短い動画です。

やっぱりリスニングにもコツがあるのですね。

数十年ぶりにThe Economistの購読を開始した!

ここ何年かはFinancial TimesやWall Street Journalを割引料金でネット購読したことがありますが記事の内容が金融に偏っているために数週間で読まなくなってしまいました。
その点、この雑誌は毎週、ペーパーで送られてきますので読む習慣が身につきます。今は紙媒体で読むのがメインで時々、ネットの記事も追いかけます。記事の鮮度からするとネットメインの方が本当は良いのでしょう。
記事の内容は数十年前から変わっていませんね。ある意味、このような雑誌は珍しいのではないでしょうか。
日本にはこれに匹敵する週刊誌はありませんが、敢えて言えば月刊誌の「文藝春秋」くらいです。
割と記事にボリュームがありますので速読でも1時間以上、じっくり読むと2時間以上掛かります。
あと紙媒体は今になって気付いたのですが段落がいくつかに分かれ、雑誌を縦半分に折ることも出来て、紙も薄くて軽く、電車や飛行機の中等の隙間時間等、場所を選ばずに読めるように工夫がされています。
今回の購読の目的の一つは英単語のブラッシュアップもあります。
紙媒体で読む場合は左手に雑誌、右手に蛍光ペンを持ちで意味の分からない単語や気の利いた表現方法にチェックを入れながら読んでいきます。
そして読み終わった後に一気に英和辞典で調べてノートに書き写します。
ネット記事の場合はメモ帳にコピペしていきます。そして読み終わったらプリントアウトして同様に辞書で調べます。
程よいユーモアと政治、経済、ビジネス、文化といったバランスの良い内容で小難しいイギリス英語で書かれているのでわたしには合っています。まあ雑誌のフィルターを通さずに世界で起こっている現実は残酷過ぎて直視するのが難しいです。

古文と漢文を学習する必要性について

結論から言うと90%以上の人にとって必要はありませんがここでは教育論争をするつもりはありません。
ちなみに高校生の時に古文と漢文を受講しましたが先生が精神疾患で1年間ほとんど自習だった記憶があります。
それから時は経ちましたが最近、日本史に関心を持ち古典を現代語訳でなく古文で読みたくなり大学受験用の古文の単語集と文法書と問題集を計4冊購入しました。
日本と同様、イギリスなどでもラテン語は学ぶ必要があるのかという議論はあります。イギリス人にとっても90%以上の人にとっても学ぶ必要はありませんが知的好奇心だったり教養を得るためだったり、あとあるコミュニティで認められるために学ぶ人はこれからも居続けるでしょう。
あと漢文は学ぶに越したことはありませんが、日本語読みまでは覚える必要はないと個人的には思っています。それだったら(現代)中国語を学ぶ方が優先順位が高くなります。

どうしも漢文を学びたければ中国語読みで学んだ方が良いでしょう。
そこまでしなくても大学入試用の参考書で「漁夫の利」なんかの物語を現代語訳で手っ取り早く覚えた方が効率的です。
現代語と古典語の関係は次のようになります。
・日本語 ⇔ 古文
・英語 ⇔ ラテン語
・中国語 ⇔ 漢文
まあ厳密にいうと古典語も時代によって全然違いますし、英語もラテン語だけでなくギリシャ語やゲルマン語等の影響を受けています。

ロシア語の映画をApple TVで見ている!

Androidタブレットを使っていますが、やっぱり操作性はいまいちです。今度、買い換える時は間違いなくAppleiPadにします。

スマホは操作性はiPhoneに軍配が上がりますが拡張性や機能性ではAndroidスマホも負けていません。今は2台持ちでiPhoneをメインに使っていますが、使い方を限定するのであればAndroidを将来的にメインにしても構いません。

一長一短といったところです。

話しは逸れましたがApple TVを本格的に使い始めましたが操作性は抜群ですね。世界のニュースを見ることが出来ますし満足しています。

今、iPhone 6sにpodcastとVKontakteというロシア版のフェイスブックのアプリをインストールしています。

このVKontakteは動画を保存できますので、それを画像ミラーリングスマホの画面をApple TVに映すと保存しているロシア語映画やロシア語吹き替えのハリウッド映画も見ることが出来ます。

 

家にある中国語の参考書など

中国語の学習をしたいのですがなかなか時間が取れません。
今のところお薦めの参考書等を紹介しておきます。
(会話)
康玉華&来思平著の「新訳第3版 中国語会話301(下)」(語文研究社)を使っています。
ひたすら音読をすると良いでしょう。またCDは別売りだったと思いますが音声教材がないと効果は半減するでしょう。
良いテキストです。
(単語帳)
楊達が監修をされている「新HSK6級 必ず☆でる単スピードマスター」(Jリサーチ出版)は単語と例文が掲載されており完成度が高いです。
活字も見やすく例文も使えそうなものばかりです。

(熟語集)
蘇向麗著の「どう使う? 会話で覚える中国語慣用句300」(北京大学出版社)も熟語も見やすく良質な例文が掲載されています。音声教材がないのですが特に気に入っています。
(文法書)
入門の文法書を一通り理解した後に郭春貴著の「誤用から学ぶ中国語―基礎から応用まで」(白帝社)を使っています。普段から疑問に思っていたことが書かれており読んでいて完成度が高く面白いです。